スポンサーリンク

【交番勤務編⑦】交番勤務のお巡りさんは事件捜査もするの?/元警察官が解説

交番勤務

お巡りさん=交番勤務員とは?

「お巡りさん」と聞くと、ほとんどの人が 交番で立っている制服姿の警察官 を思い浮かべるのではないでしょうか。

実際には、お巡りさんという言葉は「交番勤務員」や「自動車警ら係」のことを指します。

パトカーやミニパトで地域を巡回したり、交番で住民の相談に対応したり。

つまり、お巡りさんは「地域の最前線にいる警察官」と言っても過言ではありません。

お巡りさんのメイン業務

お巡りさんの基本的な仕事は大きく分けるとこんな感じです。

交番での来所対応(遺失物・相談・トラブル) 立番・巡回(街頭に立って警戒や交通整理) パトロール(地域を車や徒歩で回る) 110番通報への初動対応 巡回連絡(地域住民への聞き取りや訪問)

これだけを見ると「事件捜査」というよりも「地域安全活動」に近いイメージですよね。

でも、実はお巡りさんも事件に関わることが結構あるんです。

交番勤務員が関わる「事件捜査」とは?

刑事ドラマに出てくるような、張り込み・取り調べ・捜査会議……これは基本的に刑事課の仕事です。

では交番勤務員はどうかというと、次のような形で事件に関わります。

初動捜査:通報を受けて現場に一番に駆けつける 現場保存:刑事が来るまで証拠を荒らさないよう確保 被害者や目撃者の保護・聞き取り 加害者の身柄確保(現行犯逮捕など)

つまり、交番勤務のお巡りさんは「事件の入口」で動くことが多いのです。

刑事がバトンを引き継ぐまでの最前線が、まさにお巡りさんの役割ですね。

実際にお巡りさんが担当することが多い事件

では、どんな事件に関わることが多いのでしょうか?

交通事故の現場対応(物損から死亡事故まで幅広い) 万引きなどの窃盗事件(現認通報や被害届の受理) 泥酔者トラブル(暴行や保護) もめごと(家庭内・近隣トラブル) 変死案件の先行臨場(刑事が来るまでの対応)

特に交通事故や窃盗、そして変死案件は「刑事より先にお巡りさんが対応する」ことが多いジャンルです。

刑事との役割分担

お巡りさんは「初動担当」、刑事は「本格捜査担当」。

この分担が基本ルールです。

お巡りさん:現場の安全確保・関係者の初期対応 刑事:本格的な事情聴取、捜査方針の決定、事件化の判断

ただし、事件の内容や規模によっては、お巡りさんが最後まで担当することもあります。

例えば「窃盗の現行犯で捕まえた」といった場合は、そのまま交番勤務員が処理を進めるケースもあるんです。

お巡りさんの「事件簿あるある」

ここからはちょっとユーモラスに、お巡りさんが事件対応でよく経験することをまとめてみましょう。

「事件っぽいけど事件じゃなかった」ケースが多い (→幻聴による騒音苦情や、近所トラブルなど) 交通事故は本当に数が多く、冬場は通報ラッシュ (→現場が多すぎて到着に時間がかかることも) 泥酔者の対応は地味に一番危ない (→素手で殴ってきたり、急に寝込んだりする) 刑事が来るまでの「待ち時間」が地味に緊張する (→証拠を触っちゃいけない、でも現場を放置もできない)

こういう裏話を知ると、「お巡りさんも大変だなあ」と感じてもらえるでしょう。

まとめ:お巡りさんも事件捜査に欠かせない存在

まとめると、交番勤務のお巡りさんは「刑事みたいに専門的に事件を追う」わけではありません。

でも、事件の第一発見者・初動対応者として 絶対に欠かせない存在 です。

特に通報から最初に駆けつける役割が多いので、実際には「事件に触れる機会は想像以上に多い」のが実態。

住民の身近な相談役であると同時に、事件の入り口を担うのがお巡りさんの仕事なんです。

万引きなどのよくある事件は交番でも処理するんだよ。

タイトルとURLをコピーしました