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【交番勤務編⑤】警察のノルマに関する噂の真相について

交番勤務

交通取締りをしているとね、

『小遣い稼ぎのくせに!』

とか

『点数稼いで楽しいのか!』

などと心無い一言を言われることがよくありました。

まぁ、相手からすればお金を支払わなければならないわけですから面白くない気持ちになるのもわかります。

そこで、今回は、いわゆる警察官の『ノルマ』に関する噂の真相について、ぺにょの実体験を元にお話しします。

①ノルマの有無

結論から言います。

交通の取締まりにしろ、職務質問による検挙数にしろ、ある程度の目標設定は存在します。

頑張ったから何か給与とは別にご褒美がもらえるだとかはさすがにありませんが、一部の勤務手当に実績に応じた数字が上乗せされる事はありました。

でも、それは目標を達成したから手当が加算されるのではなくて、目標を達成するにあたり、通常の勤務時間を超過して働いた分の勤務手当が付与されているに過ぎません。

ただ、正直その辺の仕組みは、署で勤務しているレベルの職員はよく把握していないというのが実情です。

ぶっちゃけ、私も過去に小さなポカをやらかした時、その手当てのところがあからさまに少なくつけられたことがあったので、もしかすると、所属の中でも上位の階級者によってある程度数字を変動させることが可能な

   歩合給

にも似た仕様なのかもしれません。

② ノルマを達成する目的

上記の通り、警察官はある程度努力に応じた手当てがもらえることがあります。

しかしながら、ぺにょの時代もそうでしたが、そこまであからさまな金額をつけてもらえるわけでもなく、現実的には多くても数万円程度です。

そのため、交通取り締まりや職務質問による検挙目標を達成するために頑張っている警察官は、お金目的というよりは、自身の評価をあげる目的の方が強いです。

いい意味で言えば、業務に真面目な職員といえますね。

③なぜノルマを課すのか

これは正直、ある程度目標課さないと何の向上心も持たずにやる気のない職員で溢れかえってしまい、職場全体の指揮が低下する恐れがあるからです。

民間企業であっても同じですよね。

明確な業務目標がない。部署はろくな実績を上げられない。

それと全く同じことです。

それに、警察が行う取締まりについては、その目的が交通事故抑止のためですから。

また、目標を課すことで努力する職員としない職員を選別し、能力評価や業績の評価にも繋げやすくなる面もあります。

④交通違反の反則金について

最後にちょっと話はそれますが、交通違反で生じる反則金について話します。

よく違反者の方の中に『切符を切った警察官の小遣いになる』と思ってらっしゃる方がいましたが、当然、そんな事はありません。

ぶっちゃけ、そんな簡単に給与とは別に収入が手に入るのであれば、おそらく全ての警察官が血眼になって交通違反を取り締まっているはずですから(笑)

反則金については、国に収めるものですから、その辺はご承知おきください。

まとめ

ノルマが全く無いとは言えませんが、それで職員個人の懐が潤うわけではありません。

現場の警察官も、事故防止や犯罪抑止はもちろんのこと、自身の評価や信頼を得るために必死に働いているのが実情です。

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