交番のお巡りさんが行く事案の中には『変死』と呼ばれる現場があります。
変死と聞くと、事件との関わりを連想するかもしれませんが、実際は
医師が看取れず、死因が
はっきりとわからないご遺体
の場合、変死として警察官が介入しています。
基本的には刑事が対応するのですが、交番勤務員も先行して現場に臨場するため、遺体にご対面することは少なくありません。
安否確認の要請でご自宅に趣き、自宅内を確認したところなくなっているケースや、屋外で首を吊ってなくなっているケースなどはよくあります。
また、ほかの例で言えば、交通死亡事故の現場でもご遺体を見ることがあります。
その場合は、救急隊が不搬送と判断するレベルのものになりますので、正直言って
全身めちゃくちゃになっている
ことが多いです。
頭が潰れているとか、腰から反対に折れてしまっているとか、臓器があちらこちらに飛び散って飛散しているとか。
ぺにょが交番勤務員時代は、刑事が臨場する変死のご遺体よりも、交通死亡事故のご遺体の方が悲惨なお姿になっていることが多かったです。
ダンプカーに泥酔歩行者がはねられて亡くなってしまった現場では、何10メートルにも渡ってご遺体の肉編が飛散しており、やれ片方の目玉がないだの、頭皮の一部が足りないだので、何が何だかわからない肉編をスコップで書き集めては、ポリ袋に入れる作業をやらされました。
亡くなられた方を思うと、このようなことを言うのは大変失礼かもしれませんが、人間があそこまで悲惨な状況になっている様子を見るのは当然初めてでしたので、作業に従事しながら、何度も吐きそうになりました。
また、交番に戻った後、現場で履いていた長靴を脱いだ際、靴の裏に、おそらくご遺体の肉編と思われるものが、靴の紋様に沿って挟まっていた様子は、今でも若干トラウマです。
その後、結局ご遺体を取り扱う刑事第一課の強行犯係などに身を置くことになったため、ある程度耐性がつきましたが、やはり、凄惨なご遺体を見るのは最後まで辛かったですね。
とりあえず、交番勤務での実体験として書き綴りましたが、その他刑事になってから取り扱ったご遺体につきましては、別の記事で語ろうと思います。
この手の内容にご興味があれば、メニューのタグでまとめておきますので、ぜひご覧ください。
それでは。