お巡りさんの装備について、それぞれの役割について説明します。

実際の写真は出せないので、イラストで勘弁を。
① 無線機
警察署やほかの勤務員と連絡を取り合うための必須装備。
チャンネルを合わせれば複数の端末で同時受信できるので、情報共有がスムーズに行えます。
ただし「不感地帯」が意外と多く、現場では繋がりにくいこともしばしば。
② 拳銃
日本の警察装備の中で最強の武器。
厳格な使用要件があり、発砲するケースは非常に稀です。
取扱いも徹底していて、いたずらに触ったり放置したりすれば重大な処分どころか銃刀法違反で検挙される可能性も。
③ 手錠
犯人の逮捕や、暴れる酔っ払いを保護するときに使用。
警察学校時代に試しに自分たちでかけてみましたが、外すのはほぼ不可能。怪力の人でも無理でした。
④ 警棒
伸縮式の金属棒。
拳銃を使うほどではないけれど、現場が荒れているときなどに活躍します。
ぺにょ自身、安否確認で室内に倒れていた高齢者を救助する際、窓ガラスを割るために使ったことがあります。
ちなみに叩かれるとめちゃくちゃ痛いです。
⑤ 警察手帳
身分を証明するため、常に持ち歩くもの。
よくドラマで「休暇中の警官が事件に出くわして手帳を示す」シーンがありますが、現実にはそんなことはまずありません。
なくすと全国規模で捜索が始まるため、私物外出中は基本的に持ち歩かないんです。
⑥ 警笛
主に交通整理のときに使用。
かなり音量が大きく、近くで吹かれると耳がキーンとします。
⑦ 耐刃防護衣(防刃ベスト)
鉄板が鱗状に仕込まれたベストで、刃物対策用。
とにかく重くて、夏場は汗だくになるほど。
しかし身を守るためには欠かせない装備です。
まとめ
ここで紹介したのは、交番勤務のお巡りさんが基本的に持つ代表的な装備です。
実際にはほかにも色々ありますが、公表できない部分もあるので割愛します。
街で見かけると「制服と制帽」ばかりに目がいきますが、実はその腰回りには命を守るための工夫がぎっしり詰まっているんです。