警察学校を卒業し、交番勤務に就いたぺにょ。
今回は「交番のお巡りさんの実際の仕事」や「1日の流れ」について、体験談を交えながらお話しします。
お巡りさん=交番勤務員、自動車警ら係
街でよく見かける制服の警察官。一般的に「お巡りさん」と呼ばれるのは、地域課に所属する交番勤務員や自動車警ら係のことを指します。
交番で相談対応をしている警察官も、パトカーで巡回している警察官も、基本的には地域課の人たちなんです。(一部は交通課員の場合もあります)
交番勤務のお巡りさんの仕事
交番勤務はとにかく多岐にわたります。代表的なものは以下のとおりです。
来所者の対応(遺失物、相談、道案内など) 立番(交番前での立哨勤務) ミニパトでの巡回(警ら活動) 巡回連絡(地域住民のお宅を訪問して情報交換) 事件・事故対応(110番通報で出動) 交通違反の取締り
特に忙しい交番だと、1日の大半を現場対応で終えることもあります。
自動車警ら係の仕事
「交番にいる警察官」に対して、パトカーで広範囲を移動しながら活動するのが自動車警ら係。
事件事故の現場にいち早く駆けつけるため、仕事ができる警察官が多いのも特徴です。
ちなみに、自ら隊(じらたい)のパトカーに乗れるのは、上司から実力を認められた人だけ。交番勤務員の登竜門的な存在でもあります。
交番勤務の流れ(24時間勤務)
交番勤務は 当直勤務(24時間)→非番→休み の三交代制です。
ぺにょがいた頃は以下のような流れでした。
朝出勤:前任者と交代、装備点検、引き継ぎ 日中:勤務例に沿って警ら、立番、見張り、巡回連絡などを実施 事件事故発生:勤務例に関係なく、最優先で出動 休憩・仮眠:交代で休みを取りながら24時間勤務 翌朝:次の当直員と交代して勤務終了
休みと非番の違い
当直:24時間勤務 非番:当直明けの休養日(原則は休みだが、招集がかかる場合あり) 休み:完全オフ
たまに変則になりますが、基本的にはこのサイクルを繰り返します。面白いのは、当直を一度休むだけで5連休になることもあるという点。勤務の特性上、独特な休み方になるんですね。
まとめ
交番勤務のお巡りさんは、
地域住民に一番身近な存在 事件・事故から相談対応まで幅広く対応し、勤務は当直を中心にした三交代制
というのが大きな特徴です。
普段街で見かける制服警察官の勤務実態はこんな感じです。