座学
警察官の仕事に必要な知識を学びます。
法学(現場活動の法的根拠)
交番業務(遺失物取扱い、相談、現場臨場)
専務業務(刑事・交通・生活安全など)
事件対応全般
などなど。
座学は普通の授業形式で特別なことは何もありませんが、なんといっても最大の難敵は「眠気」。
日々の訓練で疲れ切った体に、ぎゅうぎゅうの教室で酸欠気味になり、居眠りとの戦いでした(笑)。
教官によっては休憩を挟んでくれることもありますが、居眠り常習者は厳しく指導されます。
術科(柔道・剣道・逮捕術・射撃)
体力や執行力を養う訓練です。
柔道/剣道:入校前にコースを選択。初心者は基礎から学び、経験者は指導補助も。剣道コースは道具代が約5万円かかり、さらに柔道着も必要でした。
逮捕術:犯人を制圧する技術を習得。個人技だけでなく、複数人で取り押さえる訓練も。
射撃:使用するのは回転式拳銃(リボルバー)。射撃音の大きさに驚かされました。訓練はとにかく厳格で、安全第一。法的根拠の座学もありました。
補足:授業で一度だけオートマチック拳銃を撃たせてもらえたのは、今でも貴重な経験です。
想定訓練
現場を想定したロールプレイング方式の訓練。
職務質問
交通違反取締まり
交通事故処理
泥酔者保護
遺失物受理
事件対応
などなど。
新人でも現場では「警察官」として扱われるため、実戦さながらに鍛えられます。
ちょっと変わった授業
ぺにょの学校では「日本語の授業」もありました。
文章の書き方や言葉遣い、漢字の読みなど。高卒の若い生徒が多いため、こうした基礎的な学習も必要だったんですね。
教官と授業の雰囲気
教官のタイプは様々。
面白おかしく話す人 、教科書通りに進める人 、学生に質問攻めをする人 、実際の事件を資料で紹介する人など。
中には死体写真を教材にする授業もあり、「自分は本当に警察官になったんだ」と実感させられました。
試験について
座学・術科ともに試験があります。ぺにょの場合は3回。
結果によって同期内で順位がつけられ、優秀者は卒業時に「月給が少し上がる特典」が。
また成績は配属先にも影響し、成績が振るわない者は忙しい署に送り込まれるケースも見られました。
苦手だった科目
ぺにょは 法学関係 が苦手でした。
現場に出てからはすぐに理解できましたが、学校で学んでいるときはイメージしづらく暗記に苦労しました。
ただ、刑事になってから痛感したのは「法律知識がないと現場で判断できない」ということ。
警察学校で学べるうちに徹底的に理解しておくのがおすすめです。
まとめ
警察学校の授業は座学から実技まで幅広く、想像以上に厳しい内容でした。
特に体力と集中力が求められるため、これから入校する人は 体力づくりと基礎学習 を今のうちにやっておくと安心です。